多すぎる取引の判断材料は敗因になり得る

FX取引をするためには投資の基本やテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析など学ぶことが多いため、大量の専門書や数多ある情報サイトなどを読破して、ガッツリ勉強している方も多くいらっしゃると思います。
しかし、実際のFX取引となると理論通りにはいかず、勝つどころか負けてしまっている人も大勢いらっしゃいます。
「こんなに勉強しているのに、何故勝てないのだろう?」と疑問に思うことも多いのではないでしょうか?
勤勉であること自体ととても良いことなのですが、時にはその勤勉さによって負けてしまう罠にはまることもあります。
では、なぜ勤勉であることが負けにつながる可能性があるのでしょうか?
それは、多くのことを学ぶことによって投資の判断材料が多くなりすぎるからです。
たくさん武器を持っていればそれだけ強くなれると思いがちですが、武器の使いどころを理解できておらず、何を使えば良いか分からずに考えていると、その間にせっかくのチャンスを逃してしまいます。



ファンダメンタルズ分析を抜かりなく行い、ローソク足や移動平均線などを駆使してテクニカル分析も行い、さらに最新のニュースも確認するなど、FX取引のために必要となる判断材料を数多く勉強して利用している人と、ローソク足だけを使って取引を続けてきたプロとは、どちらの方が利益を上げやすいと思いますか?
武器が多い人と少ない人を比べれば、武器が多い人の方が勝ちやすいと考える人が多くいらっしゃいます。
しかし、実は利益を上げやすい人は、ローソク足だけを利用するプロの方だといえます。
このことに対して、「武器が多い方が今が買うタイミングなのか、それとも売るタイミングなのかを掴みやすくなり、利益を上げやすくなるのではないのか?」と疑問に思われるかもしれません。
確かに、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析、経済ニュースなど多くの情報を収集し、その多くが買いシグナルを発している時に買えば利益を上がりやすいかもしれません。
しかし、これだけやればトレードの勝利は上がるでしょうか?
次回の配信で、このことについて解説していきます。

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