損切りの徹底1

FXはハイリスク&ハイリターンの投資商品です。株も同じように見られていますが、筆者の感覚では株よりもFXのほうがハイリスクです。しかし、ハイリスクであることでハイリターンも見込める投資商品です。

まず、このようにFXがハイリスク商品であることをしっかりと認識してください。「少額から始められる」などの宣伝文句がよく見られるので、「少額なら大丈夫かな」と思う初心者の方が多いのも事実です。しかし、これは逆に考えると「少額なら全額失っても大丈夫」と言っているようなものです。そうです、FXは元手の全額を失うリスクが常にある投資商品なのです。

例えばレバレッジ25倍で持っているポジションがあるとします。レバレッジが高いとすぐにロスカットになってしまうことはご存知だと思いますが、25倍の場合は4%までしか余裕がありません。保有しているポジションの反対方向に4%レートが動けば、レバレッジ25倍のポジションはロスカットになります。もしこのポジションが投資金全額で建てたものだったら、その時点で全額がパーです。

これからFXに取り組む方は、この紛れもない事実を念頭に置いておいてください。そのリスクを、どう管理するか。それがFX投資家のスキルだと思います。

FXでリスク管理をする方法は、実にたくさんあります。

その1つ目として、まずは損切りについて解説しましょう。損切りとは、思惑と反対の方向にレートが進んでしまった時に途中で、損失覚悟でポジションを決済し、それ以上の損失拡大を防ぐ手法のことです。損をそこで切ってしまうから、損切りです。

損切りは保険のようなものです。ポジションを建てた時点で(もしくは建てる前に)、最初からレートが反対方向に行ってしまった時に注文を入れているので、損失の最大値がそこで確定します。どんなに反対方向にレートが進んでしまっても、損失がそこで食い止められるのですから。利益はどれだけ追い求めても構いませんが、損失を食い止める算段を最初にしておくことが、損切りの大きな役目です。

FX初心者の方は全体的に、この損切りをできない傾向が見られます。損切りができないというより、損切りをしたくないという感情的なものだと思います。「外為相場は行ったり来たりしているのだから、待っていれば相場が回復する」というわけです。

そんな方にお聞きしたいのですが、かつて1ドル=130円台だったことがありました。その時に買いポジションを建てた人は、未だ相場の回復を見ずにいます。反対に1ドル=78円の時に「まだまだ円高になる」とばかりに売りポジションを建てた人は、すでに手遅れになっていることでしょう。

損切りをしないというのは、この恐怖を自分が体験することになってしまうのです。







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