FXコラム なぜ買いをロング、売りをショートというの?

日本国内でFXトレードをしている人にとってはあまり馴染みがないかも知れませんが、外国為替の世界では買いのことを「ロング」、売りのことを「ショート」と言います。日本国内でもアナリストや専門家がこの言葉を使うことがしばしばあるので、聞いたことがある方は多いと思います。

それぞれの意味を知っている人は多いと思いますが、これってなぜロングショートというようになったのでしょうか?

実は、これについて明確な答えはありません。あるのは有力な説だけで、大きく分けて2つの説があります。

1つは、ショートという言葉がShort Selling(空売り)から来ているもので、買いはその反対だからロングという、少々荒っぽい説です。確かに空売りは長く持つことが少なく、短期に決済することが多いのでショートというのは何となくニュアンスが理解できます。

もう1つは、上昇するのには時間が掛かる一方で、下がる時は一気だという相場格言のような語源説です。地球の引力も同じで、上に行く時は労力と時間が掛かりますが、落ちる時はアッと言う間です。

そんな現実をロング、ショートという言葉で表現しているのだとか。こちらのほうが、何となく理解しやすい気もします。

いずれも有力な説というだけで、どちらが語源なのかは定かではありませんが、FXの世界にはこのように語源がよく分からない言葉がたくさんあるのです。





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