FXコラム BIDとASKという言葉について

前回、FXコラムとして「ロング」と「ショート」の語源説を2つご紹介しました。

このように語源が定かではない専門用語がFXには多いのですが、今回はそれとよく似たBIDとASKについて解説したいと思います。

これも良く出てくる言葉で、レート表示画面で必ず目にしているはずです。買いレートと売りレートのことをそれぞれ表現しているわけですが、なぜBUYやSELLではないのか、という素朴な疑問があります。

これとよく似たものに外貨預金の買いレート、売りレートがあります。こちらはTTSやTTBと呼ばれており、またもや呼び方が異なるのでややこしくなります。これは外貨両替の時に使われている言葉ですが、FXには出てきません。

FXに出てくるBIDとASKは、それぞれインターバンク市場で使われている言葉です。BIDとは入札額のことで、買ってもいいというトレーダーがいるレートのことです。逆にASKは売ってもいいというトレーダーがいるレートです。インターバンク市場ではこの両者をマッチングしているので、それぞれどんなレートが提示されているのかを付き合わせて、売買を成立させています。

ASKにはOFFERという言葉が使われることもあり、両者の意味は全く同じです。オファーというと申し出という意味で、~しましょうかというニュアンスです。このレートなら売りましょうか?というのがOFFERで、それと全く同じ意味のASKという言葉が使われている・・・やはり、解説してもややこしいですね(笑)



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