一目均衡表

日本人が考案したということもあって、日本人投資家の間でなじみの深いテクニカルチャートが、一目均衡表です。実際に使ったことがある方だとお分かりになると思いますが、視覚的な見やすさや分かりやすさが重視されていることもあって、文字通り一目見ただけで相場の状況が分かります。

この一目均衡表でも、サポートとレジスタンスを察知することができる方法があります。しかもひとつではなく、いくつも方法があるのでそれを順に解説していきましょう。

まずは、一目均衡表の基本的な構成から。ローソク足チャートの周辺にはたくさんの線が引かれていますが、その中で重要なのは転換線と先行スパンです。先行スパンは2本あって、その2本の先行スパンの間は色がつけられているのが普通です。この色がつけられた部分のことを雲と呼び、この雲もサポートとレジスタンスを知る上で大きな役割を果たします。

一目均衡表を使ってサポートとレジスタンスを察知する方法について、ここからその具体的な解説です。
一目均衡表でサポートとレジスタンスを示す最大の指標は、雲です。2本ある先行スパンの間にある部分のことで、多くのチャートツールではこの部分に色をつけているので雲と呼ばれます。

まずは雲全体がとても大きな抵抗帯となります。雲というだけあって、一目均衡表ではレート変動を飛行機に例えることがよくあります。飛行機が雲の上を飛んでいるのか、もしくは下を飛んでいるのか。これによってまず相場が好調なのか低調なのかが分かります。もし飛行機(レート)が雲の上を飛んでいる時は好調維持で、雲はサポートとして機能します。逆に飛行機(レート)が雲の下を飛んでいる低長期の場合、雲はレジスタンスとして機能するとされています。

まずはこの雲全体が大きな抵抗帯であることを押さえておいてください。



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