アメリカは世界一の経済大国

アメリカ合衆国という国に対するイメージは、実にさまざまだと思います。

軍事的に世界最強の国であるというイメージもそうですし、政治的にも世界に多大な影響力を持っています。
また、それと同時に世界一の経済大国でもあります。

ちなみに最近まで2位は日本でしたが、今は中国が日本を抜いて2位につけています。

最近順位が入れ替わったばかりということもあって、日本と中国にはそれほど差はありません。
しかし、アメリカは別です。依然として2位の中国を大きく引き離し、倍近い数値になっています(2013年)。
これだけ圧倒的な経済力を持っていることが、米ドルの国際的な信用につながっています。端的に言えば、「まさかアメリカが消滅して米ドルが紙くずになることはないだろう」という心理が世界共通になっているということです。

これだけ圧倒的な経済力を持っている国の通貨なので、アメリカ経済の動向が米ドルの相場だけでなく、世界経済に大きな影響を与えるのは言うまでもありません。

アメリカの景気が悪くなるとアメリカに多くの輸出を依存している国の経済は悪影響を受けます。日本や韓国などが、その典型です。しかも、アメリカが不景気になると米ドルが下落するので、相対的に円高になります。

円高になると日本の輸出産業が打撃を受けるので、日本はダブルパンチで不況の波を食らってしまいます。
実際に、ここ数十年間はそれが続いていた歴史でもありました。



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