米ドルと日本円の関係

今回からは、米ドルと主要な通貨との関係姓を見ていくことにしましょう。

この関係姓が理解できると、その通貨ペアがなぜそのような動きをしたのかということを理解できるようになります。つまり、次回の相場展開を読み切ることができます。

世界のGDPランキングで、アメリカは堂々の1位です。そして日本は2位の中国に次いで3位です。つまり、ドル円という通貨ペアは世界の1位と3位の経済大国でやり取りされている通貨ペアです。このことは実に大きな意味を持っていて、取引量はユーロドルに次いで世界2位です。すごいですね、こういう時に日本が本当に経済大国だということを実感します。

現在のドル円は、ほとんどアメリカ側の事情で動いています。アメリカの金利が下がればドル売り→自動的に円買い。アメリカの雇用が悪化しているという指標が発表されたらドル売り→やはり自動的に円買いといった具合です。

最近ではアベノミクスによる日本経済の景気回復基調が鮮明になっているので、これがドル円相場に大きな影響を及ぼすようになりました。特に実体経済との関わりは薄いのですが、日銀の黒田総裁が進める「異次元の金融緩和」によって日本円の供給量が飛躍的に増え、その結果相対的に円の価値が下がる→ドル買いという流れが生まれました。

ドル円が100円前後で定着しているのは、まさにこのアベノミクスによるものです。





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