米ドルとユーロの関係

現在、世界で最も取引量の多い金融市場が、外国為替市場です。そして、その外国為替市場の中で最も取引量が大きいのが、米ドルと欧州ユーロの組み合わせ、ユーロドルです。

米ドル、ユーロ、日本円は世界三大メジャー通貨として知られますが、その中の組み合わせであるユーロドル、ドル円という2つのストレートペアが1位、2位の取引量になっているのですから、それは当然とも言えます。
さて、このユーロドルですが、ご存じのようにユーロは単一の国が発行している通貨ではありません。EUに所属する国で流通させるための通貨で、ヨーロッパの略称であるEUROからユーロと名づけられました。


このユーロが持つ最大の特徴は、アンチドル通貨という存在です。ドル以外に何か国際的な信用のある通貨を探した時に、真っ先に選ばれるのがユーロです。そのため、ユーロドルは米ドル側の事情で値動きをすることがほとんどです。

アメリカで金融不安、信用不安が起きるとドル売りとなり、その資金はユーロドルの相方であるユーロに流れます。

また、国際的な決済通貨としてもユーロは利用されるようになっているため、政治的にアメリカと敵対している国の貿易ではもっぱらユーロが用いられています。
つまり、ユーロドルの変動を見るには、アメリカの現状を見る必要があります。最近では金融危機などでギリシャやポルトガル、イタリアなどEU諸国の事情でユーロドルが動くこともありましたが、やはり経済規模という観点からユーロドルを動かしているのはアメリカ経済だという認識が必要です。



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