平均足を利用したFX取引の攻略法

日経マネーに、平均足を利用して利益を継続的に伸ばしているトレーダーについての記事が掲載されたようです。
2011年から2015年までの間に継続して利益を出し続け、資産の1.5倍以上の利益を得るというのはかなりすごいことだと思います。
利益をここまで伸ばす平均足を利用した投資法とは、一体どのようなものなのでしょうか？
日経マネーに掲載された記事によると、平均足をトレンドを把握するための参考に利用するようです。
平均足とローソク足は似ていますが、ローソク足とは始値と終値の算出方法が異なり、次の4つの数値を使って形成されています。

・始値⇒1本前の始値と終値の平均
・終値⇒期間中の始値・高値・安値・終値の平均
・高値⇒その時の高値
・安値⇒その時の安値

平均値をとることは慣れないと難しそうですが、チャートの見方そのものはシンプルであり、次のような見方をします。

・陽線が出続ければ上昇トレンドと判断でき、陰線が現れれば反転のサイン。
・陰線が出続ければ下降トレンドと判断でき、陽線が現れれば反転のサイン。



前回の配信でご説明した通り、平均足であればトレンドを比較的簡単に把握することが可能になります。
また、平均足のヒゲはローソク足のヒゲとは反対の意味を持っており、具体的には次のような見方をします。

・上昇トレンド⇒上ヒゲだけある陽線が続く
・下降トレンド⇒下ヒゲだけある陰線が続く
・トレンド転換のサイン⇒今までとは逆の線が現れる。または上下にひげがあるはらみ線が現れる

日経マネーで紹介された投資法によると、トレンドの確認には1時間と4時間、そして1日単位の3種類の平均足を利用するようです。
先に述べた通り、陽線が続けば上昇トレンド、陰線が続けば下降トレンドとみなすことができるうえに、3つの平均足が同じトレンドのサインを示していれば、より強いトレンドだと判断することができます。
記事ではこれ以上詳細な投資法は紹介されていませんが、分かっているのは平均足を利用してトレンドを把握していることと、スワップ狙いと値幅取りを上手く使い分けていることです。
次回の配信では、この3つの手法をどのようにトレードに活かしているのか考えていきたいと思います。