フィボナッチ・リトレースメント

FXでよく活用されているテクニカルチャートに、フィボナッチ・リトレースメントという指標があることをご存じでしょうか。少々名前が長い上に舌を噛みそうな名前なのでアレルギー反応を示す方もおられるかも知れませんが、これは黄金比率という不思議な法則を使ったテクニカルチャートです。

黄金比率とは、61.8:38.2という比率のことです。なぜこの数字なのかというのはなかなか説明が難しいのですが、ここは単に上記の数字を覚えておいていただければOKです。

フィボナッチ・リトレースメントとは、この黄金比率に応じて一定間隔の値動きの間に線を引き、それがサポートやレジスタンスとなるという分析手法です。

黄金比率を使ったテクニカルチャートとして知られる、フィボナッチ・リトレースメント。

この根拠となっているフィボナッチ係数を信奉している人の間では、「地球は黄金比率に支配されている」となるそうですが、さすがにそれは極端としても、フィボナッチ係数の根拠となっている黄金比率が通用する場面は実に多くあります。

それだけ信憑性が高いということでFXの世界でも信奉者は多く、それゆえにフィボナッチ・リトレースメントによって相場が動くこともしばしばあります。

このフィボナッチ・リトレースメントで使う黄金比率は、一定間隔の値動きにおける38.2%と61.8%です。

例えば、直近安値が100円、直近高値が101円というドル円相場があるとしましょう。この相場で100~101円の間でレートが推移している場合、次にやってくるサポートやレジスタンスはどこになるかお分かりになりますか?

その答えは、次回に公開します。



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