ミセス・ワタナベ狩りその2

素人レベルに近い日本人投資家を狙ったミセス・ワタナベ狩りという用語について前回解説しました。この相場展開はとてもよく見られるので、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

買いシグナルが出ていると判断したので外貨買いのポジションを建てたら、その直後から円高がどんどん進んで、遂にはロスカットになってしまった、もしくはロスカットになるのを防ぐために追加投資を余儀なくされた、という具合です。

なんで買いポジションを建てた瞬間に円高になるの?どこかで誰かが見ているのではないの?と思われたかも知れません。実は、その想像通りで、ミセス・ワタナベ狩りをもくろむ大口の投機筋がそれを誘導するような注文を出していたのです。

かなり日本人投資家をナメてかかっている投資戦略なので気分が良いものではありませんが、実際にこれでかなりの日本人投資家、つまりミセス・ワタナベが大損を食らったのは事実です。そして、今も同じ展開で損失を被っている投資家が多いのも事実です。

これを防ぐ方法については、次回に解説したいと思います。

(つづく)






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